介護士のグループホームでの具体的な働き方とは

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グループホームは介護保険制度上では「認知症対応型共同生活介護」と呼ばれており、認知症を患っている高齢者専門の介護施設になります。そのため、グループホームでの働き方は、ほかの高齢者介護施設とは異なり、温かく見守るといった業務がメインになります。これは認知症の進行を緩やかにするために自分でできることは利用者自身で行うという理由があるためです。その前提を基に、グループホームでの1日の具体的な動きを見ていきましょう。

グループホームの1日は、午前6時からスタートします。起床のための離床介助や着衣介助を行い、7時から食事の準備と食事介助を行います。基本的には自立の利用者が多いため、食事介助も見守りになるのですが、嚥下機能が低下している利用者に対しては食事介助が必要になります。朝食が終わると後片付けを利用者と一緒に行い、投薬管理や口腔ケアを行います。食事が終わると利用者は自由時間になりますので、その間にレクリエーションの準備や昼食の準備などを行います。

12時になると、昼食の時間です。朝食と同じく食事介助等を行います。午後にはレクリエーションや天気のいい日はお散歩や買い物などに出かけます。それらが終わった16時には入浴介助を行います。水場は滑って転倒する危険性がありますので注意が必要です。入浴後は、夕食の準備や食事介助を行い21時に消灯。夜勤を行う職員は、定期的な見回りやコール対応などの業務もあります。